パイネ国立公園で人生を思う
2009.04.04 Saturday
ついにパイネ国立公園にやってきた!「トーレス・デル・パイネ」でパチリ。
今、プンタ・アレーナスにいます。
プエルト・ナタレスでは、南米パタゴニアのハイライトの1つ、パイネ国立公園をトレッキングして来ました。
私達が行ったルートは「トーレス・デル・パイネ」への往復ルート。
「トーレス・デル・パイネ」の朝焼けを望む、これが私達の目的でした。
≪初日≫
【午前7:30】
宿にJBA社のパイネ国立公園行きバスがPickup。
バスの窓から見えるパイネの雪山に興奮。
当日は最高に晴れていたので、登る前から写真を取りまくり。
本日は快晴なり。バスの中から取った写真。
【午前10:40】
トレッキングスタート!
私もけんぽこも、格好は一見ハイキング仕様。
でも今回フィッツ・ロイでの雨に見舞われたのを学習する。
で、前日に一応ビニールのレインコート購入。キモチ安心。
ハイキング姿で頑張る私達。
【午前12:54】
ひたすら山を登ったり下ったり。
途中、お腹も空いてきたのかキノコに反応!(たくさん生えてました)
天気が良かったので、歩くのもキモチが良い。
【午後1:53】
トーレスキャンプ場Campamento Torresに到着。
早速、テントを張って喜ぶ。(でも、ちょっと狭い)
お腹空いたので、食料を広げて食べちゃう。
今回の2人用のテントは起き上がると少し窮屈。
こんな感じで、やっぱりハイキング気分の私達ですが、翌日の早朝は夜明け前の暗いうちから歩き出そうと考えて、下見として「トーレス・デル・パイネ」まで1時間弱かけて登りに行きました。
もう頂上のほうは岩山だらけのかなり急な道。でも上からの景色は絶景でした。
頂上付近は岩がゴロゴロ。
【午後5:21】
登頂後、トーレスキャンプ場Campamento Torresに到着。
結局、この日はほぼ1日歩きました。
お腹が空いたので、ご飯を食べて就寝。
私達にとんでもないことが起きようとは、この時はまだ何も知らずに・・・。
≪2日目≫
【午前5:55】
起床(「ゴーゴーゴー!パイネ!」に起きようというけんぽこの案)
【午前6:20】
「トーレス・デル・パイネ」へ向けてスタート。
【午前6:51】
まだ登り途中の段階で、朝焼けの岩山が見える。
あれ?もう赤くなってる?と焦る。
(この時、けんぽこは既に急いで先に歩いている)
もう既に赤い!まだ頂上まで15分以上あるのに!!!!
【午前7:20】
「トーレス・デル・パイネ」到着。
朝焼けは全く消えている。雲が多かったの?ナゼ?
ガーン!!!!!!
午前6:30頃に登り始めて朝焼けを見たという旅行者に出会い、少し早めに起きたつもりが、それでも全然遅かったようです。もう少し早く登っていたら、一瞬でも朝焼けに照らされた全体を見れたかと思うと無念・・・。
けんぽこはとても残念だったようで、どうしても朝焼けが見たいらしく「もう1泊するか」と言ってきました。
私はもう下山しても良いし(このマイナス意見は却下されたけど)、他のルート行っても何でも良かったので、「けんぽこが見たいなら、それで良いよ」と、もう1泊して、もう一度翌日の早朝にまたリベンジすることにしました。
けんぽこには、情熱大陸のテーマが流れているようです。
けんぽこ、味噌汁を飲みながら翌日のリベンジを考えてる?
明日、雨降らない保障も何も無いけどね・・・。
≪3日目≫
【午前5:00】
起床(かなり早く起きました)
【午前5:30】
トレッキングスタート。
星が出ている!雲が無い!
確実に朝焼けが見れる!と足取りが速くなる。
【午前6:13】
霜が降りていると思ったら、雪が積もっている。あれれれ?
登れば登るほど、霧が増えてきて、雪が積もっていて、昨日とは別世界。
朝焼けどころか、辺りは雪景色。
昨日と同じ暗闇の中を歩いているとは思えない、すごく幻想的な世界でした。
積もっていた雪の上を歩く私。
私の心の中は、「もうこれは、朝焼けはないな。けんぽこ無念!」
と思っていたのですが、ちょっとその情景に感動してみたり。
登頂してから朝日を待つも、雲が多くて真っ赤に染まるパイネの朝焼けは見れませんでした。
雪山の中を歩いているときに思ってたのが、山を人生で例えるなら、天候は人生における環境や出来事で、自分ではどうにもできないもの。
自分がどんなに頑張って登っても、天気が悪い時はあるし、晴ればかりじゃないと。
でも次の機会には晴れると信じて、また頑張って登ることができれば良いと思う。
結果ではなく、その前向きな気持ちがあれば、心が晴れていれば、良いんじゃないかなーなんて、しみじみ1人で思いながら歩いていたら、、、、
突然、けんぽこが発した言葉。
「雪、うめぇーーーーーーーーーーー!!!」
雪食べて喜んでました。
朝焼け見れなかったのは、まあ良しとしたようです。
かたや私は「この人となら、どんな状況でもやっていける」と改めて思ったりして。
くだらないことなんだけど、そんなたわいの無いことで何かを思うことってあるよね。
まあ、とにかく、こんなポジティブな旦那で良かったと♪
で、頂上では、お湯を沸かして紅茶を飲んだり、写真を撮ったり、寒さにブルブルしながらダラダラしていると、なんと!岩山に朝日が射してきました!!!
紅葉にも雪が積もってキレイだった。そんな雪を鍋に入れてお茶にしたり。
ほんの1分程でしたが、それはそれは黄金に輝くキレイな山が見えました。
強烈な朝日でどんどん岩山が金色に!
私達は結局、キャンプ場から「トーレス・デル・パイネ」までの険しい道を3往復しましたが、紅葉だったり、雪景色だったり、太陽に照らされてキラキラしていたり・・・と、いつも山の様子や見える景色は違っていて、自然の変化を思う存分楽しめました。
山の天気は変わりやすい・・・人生も楽ありゃ苦もあるさ(by 黄門様)。
と、フィッツ・ロイも含め、心に沁みたパタゴニアだったのでした。
明日から、世界最南端の町ウシュアイアへ向かいます。
パイネ国立公園にもニャンコがいた!
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