2度目のパラグアイ


バスターミナルの公衆トイレ前でパチリ。
意味は無いんですけど、久しぶりの旅で新鮮だったもので。

パラグアイにある日本人移住地に半年振りに再びやってきました。

といっても一泊しただけで、今日(8月6日)の夜行でブラジルへの国境へ向かいます。

夜行の長距離バス移動で、アルゼンチンのブエノスアイレスからパラグアイのエンカルナシオンへと移動したのは久しぶりですごく疲れたけれど、到着したその日には日本食が待っていたので頑張れた。

すき焼き、茶碗蒸し、たぬきうどん、盛り酢(刺身の酢和え)、トロサーモン巻きを堪能した。

エンカルナシオンから、ここイグアス移住地に移動したときも、暑くてガタガタの移動だったけれど、到着してからの日本食を楽しみに頑張った。

納豆、生卵、美味しい米、チンゲン菜(ずっと食べてなかったので)、辛ラーメンを堪能した。

って、ニンジンぶら下げた馬のようだ。

久しぶりの旅は、荷物が重くて重くて、今までなら楽に感じていた5時間程度の移動も疲れた。
肉付きが良くなった分、体力が無くなっている私達には結構こたえた。

まあ、まただんだん旅のペースも慣れてくるんだろうけど。

疲れたけど、でも久しぶりに嗅ぐ"発展途上国の匂い"っていうか、
なんか素朴な土の匂いとか、木の匂いとか、屋台の肉の匂いとか、なんかアジア臭いっていうか、なんか中途半端に蒸し暑く臭いようなムァーッとした空気というか・・・そんな感覚をパラグアイの移動で感じて、私達はワクワクしていました。

「旅が始まった感じだね、やっぱり発展途上国のほうが良いね。」って。

エアコンかけすぎのバスよりも、窓全開にして空気を入れて走ってるバスのほうがなんか気持ち良いんだよね。

手に商品ぶら下げた物売りも、皆で同じ商品持ってバスに入って来て、絶対売れないって言うのにゾロゾロ来たりとか、そんな無駄な感じも久しぶりで新鮮だった。

ブエノスアイレスのような大都市もたまには嬉しいけれど、やっぱりこういう素朴な感じが良いね。

って、再認識したのでした。

ブラジルはどんなんだろう、楽しみだなー。

赤りんご世界一周新婚旅行、3年目赤りんご
コイタビ。ホームページもどうぞご覧ください。
コイタビ。⇒世界一周☆濃い旅、恋の旅!
hirominami * 54ヶ国目〜パラグアイ * 09:27 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

すき焼き万歳


このー木、何の木、気になる木。パラグアイのトリニダー遺跡内で。

今、ボリビアのポトシにいます。
今日の夜行で、ラ・パスに向かいます。あー、日本食屋「けんちゃん」が楽しみ。

しばらくネットができなくて、ひとまず前回のブログの続き。
(今から、2週間前の話)

イグアス移住地の後、シウダーデルエステからエンカルナシオンへと移動しました。

ここエンカルナシオンは、ブラジルビザが3ヶ月即日で取れるのですが、先にブラジルビザを取ってしまうと取得してから3ヶ月以内にブラジルに入国しなければならないため、予定の決まらない私達はまた後で来ることにしました。

ひとまず、せっかく来たのだからエンカルナシオンで観光!って言うことで、パラグアイの世界遺産「トリニダー遺跡」へ行くことに。

この「トリニダー遺跡」が、なんともまぁ・・・マイナーな世界遺産でして。

その前に、シウダーデルエステからエンカルナシオンへ移動するバスに乗った時の事。
舗装されていない道路に揺られてウトウトしていたら、

バン!ガタガタガタ!!!

爆発音がしたので何事かと思っていたら、バスは停車しドライバーが降りていきました。
どうやらパンクのようで、こんな何もない道でパンク!!?と心配していたら、バスに乗っていた現地の人達は、取り立てて慌てずにバスから降り出して、木陰へと、ああ、またかと言わんばかりにワラワラ歩いていきました。
きっとパラグアイではよくあることなのでしょう。

青空の中でタイヤがパンクして、ドライバーが棒で何かやってる。

そんな傍らで、また落ち着いていたのがイグアス移住地で合流して、一緒に移動していた"ゆにぷろ夫婦"
こちらの夫婦はトラブルパッカーと呼ばれ(勝手に私達が呼んでいる)、世界各地で様々なトラブルを呼び起こす・・・いや、乗り越えて旅をしているご夫婦。
さすがの二人はパンクは慣れた様子で、「またぁ〜!?」と飽きれていました。

運転手は棒でガツガツとタイヤをいじるも、パンクが直る訳もなく、すぐに諦め、バスは動き出しました。

ガコンガコンと音を立てながら進んでいくバスは、ゆっくり進んでいくので、私達は「えぇー!いったいどれだけ時間がかかるの?」と憂鬱になっていたけれど、5分ほど走った先に、なんとタイヤの修理屋さんがありました。

これは何とも不幸中の幸い! もしくは、タイヤ修理屋さんの陰謀?
すぐにタイヤの修理ができたのでした。

これまたのどかなタイヤ修理屋さんで。


大型バスのタイヤがゴロンとなっているのを、皆で見届けているところ。

2年近く旅をしていて、バスがパンクに合うことも無かったし、もちろんバスのパンク修理も見ることがなかったので、これはこれで新たな経験ができたので良かった。これも全ては"ゆにぷろ夫婦"のお陰です!(←ヒドイ言いよう)

こうして、何とか無事にエンカルナシオンに到着した私達は、次の日にマイナー世界遺産「トリニダー遺跡」へと行ったのでした。

さて「トリニダー遺跡」へと、バスで揺られること40分程。

そこには、分かりずらーい目印のトリニダー遺跡の看板がありました。
隣のお兄さんや、バスの運転手に場所をしつこく聞いて良かった・・・。

入口も「えっ、ここが世界遺産ですか?」と思わせるほどの申し訳無さそうな門があり、入っていくと普通に民家があったり村になっているので、ますます期待減少。

幹線道路沿いにある、トリニダー遺跡の入口。

しばらく村の中を歩くと、ようやくトリニダー遺跡のチケット売り場に到着しました。
さてはて、世界遺産のお値段は・・・5000G(約100円)!!!
物価の安いパラグアイとは言え、破格です。ちょっとおトク感味わいました。

そして、問題の遺跡は・・・うん。まあまあ。
このお値段にして考えてみれば、良いのではないでしょうか?

期待してないで行ったら、意外に良かった。

なかなか状態も良いし、何よりも良かったのが、客が全然いない!!
私達が入場した時は現地人ぽい人達が2組いたけれど、すぐに見終わって、さっさと出て行ってしまいました。
そうなるとスタッフも入場口にしかいないので、私達だけの貸切状態。

トリニダー遺跡はなかなか広い。

この広ーい敷地に遺跡と私達だけ。
世界遺産を独占です。
ちょっとしたお散歩気分で来たら、かなりの贅沢感を感じることができるでしょう。

なにより空が青くてキレイなのだから、それだけでも満足。

なぜか天使の彫刻に、インカっぽい遺跡が載せられている。


お客が誰もいないので、貸切状態!!!

そして、もう1つ。
エンカルナシオンに来たら是非オススメなのが、日本食屋「広島」のすき焼き。

ちゃんと、甘辛いすき焼きなのです。


やっぱり、すき焼きには生卵でしょう!あぁ、自然に顔がニンマリしちゃう。


イグアス移住地のペンション園田で、日本食を最高に堪能したはずなのに、かなり感激しました。

すき焼きといえば、ネパールで食べたけんぽこの誕生日以来。
皆で、このすき焼きをつついて、また食べたいな。

そして、すき焼き2人前(しかもご飯2杯付)のお値段は、28000G(約600円)!!!
安い!そして、冷たい麦茶もピッチャーで運ばれ、お代わり自由!

お味もやばいです。これは日本で食べても美味しいと思う。
あぁ、またしばらくしてエンカルナシオンに戻って、このすき焼きを食べに来よう。
ブラジルビザはむしろ、ついで?

長期旅行者は、エンカルナシオン来る価値ありですよー。

ただ、難点が1つ。

ご飯が追加でお代わりすると、4000Gと高い・・・。
スーパーで買えば米1kg買える値段なのに、うーむ。

タッパーにでも入れて、隠して持ち込みしようか。次回の課題だ。

赤りんご世界一周新婚旅行、そろそろ2年赤りんご
コイタビ。ホームページもどうぞご覧ください。
コイタビ。⇒世界一周☆濃い旅、恋の旅!
hirominami * 54ヶ国目〜パラグアイ * 07:46 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

日本人で良かった


イグアス移住地は、かなりのどかな村です。

今日、パラグアイの「イグアス移住地」を出発します。
ここで過ごした11日間は、田舎のおじいちゃん家に遊びに行ったときのような、実家に帰った時のような、居心地の良くてのんびりした日々でした。

宿から農協へ行く途中の赤土の道。

ここパラグアイでは1936年以降、いくつもの場所で日本人移住地ができており、日系人口も増えています。そして大豆を初め、いろいろな作物が日本の農業技術によって開発され、この国の経済を支えるまでに至っています。
これは今後も拡大されていくことでしょう。
日本の裏側で、こんなにも日本人が活躍しているのです。

そんな日本人や日系の人達が住んでいる「イグアス移住地」で、
私たちの場合、特に日本ならではの食事に「あぁ、日本人で良かった」と見に沁みるのでした。

日本人で良かった。



日本人だから、農協で売っている日本の食材に興奮した。

日本人だから、栗ごはんやお赤飯の美味しさが身に沁みた。

日本人だから、白玉ぜんざいやお稲荷さんのおすそ分けを喜べた。

日本人だから、久しぶりの豆腐や納豆に感激できた。

日本人だから、もち米からお餅をつく楽しみができた。

日本人だから、日本のルーで作ったカレーを「美味い!!!」とガッツいた。(カレーは14人分作った!)

他にも、皆でアサード(焼肉)楽しんだり、
青空と竹やぶに包まれながら、旅人の美容師ヒデ君&ナオちゃんに髪の毛を切ってもらえたり。

竹やぶから撮った青空美容室の様子。


切ってもらっているところと、集合写真。


アサード(焼肉)とカレーパーティの様子。

お別れや出会いを繰り返したり・・・。
(そりゃ、11日間もいたからね)

タビゴコローズ出発の見送り写真。


タビゴコローズが乗ったバスが行ってしまった・・・。


きっと、日本ではささいなことも、日本を離れて旅に出たからこそ、ありがたいと思えました。

ホームシックとは違うよ。

また引き続き、移動を繰り返しながらコイタビ。は進みます。

またどこかで、日本食に出会える楽しみを糧にしながら。

赤りんご世界一周新婚旅行2年目突入赤りんご
コイタビ。ホームページもどうぞご覧ください。
コイタビ。⇒世界一周☆濃い旅、恋の旅!
hirominami * 54ヶ国目〜パラグアイ * 22:01 * comments(3) * trackbacks(0) * - -
このページの先頭へ