日本の裏側にある日本


サン・パウロの東洋人街にやってきました!

ブラジルは結局、レンソイスからカンポ・グランジに戻り、そこから最後の町、サン・パウロにやってきました。

サン・パウロの美術館近くにあった公園はジャングルみたい。
日本にもオフィス街にこんな公園があったら良いのに。

その後、サルバドールやブラジリアその他の場所も回りたかったのですが、いろいろと都合が悪くて行くことをやめました。
ブラジルにある「弓場農場」には古き良き日本があるということで、農業体験もしてみたかったのですが、これも残念ながら行きませんでした。

私達が行ったサン・パウロのリベルダージ地区は、特に観光といった特別なものはないのですが、日本の移民の人達や日系の人達がたくさんいて、なかなか面白い町でした。
でも、ちょっと中華系も多くて、ごちゃごちゃにもなっていたけれど。

ブラジル人が日本で修行したという「あすかラーメン」。
やっぱり日本のラーメンには負けてしまう。麺は細麺で美味しかったけど。


東洋人街ではたこ焼きや和菓子も売ってた。ちょっと高かった。

そして、ちょうど、日本移民資料館の隣で、アマゾン地域に移り住んだ移民の人達の現代をインタビュー形式でドキュメンタリーにしていた上映会がやっていたので見てきました。

上映会ではほとんどが年配の方であまり若い人達はいませんでしたが、ホールがほぼ満席になるほどいっぱいで、ここにはこんなに日系の人達がいるんだ!とビックリしました。
普通に日本語で皆がワイワイ話をしているので、どこか日本の公民館にいるような不思議な感じでした。

その上映会や日本移民資料館では、日本の移民の人達の様子について当時の苦しさや大変さを知ることができたけれど、今回、実際にマナウスやベレンでも1世(ブラジルへ移住した日本人)の人と出会うことができました。

彼らの話を聞いていて思ったのは年代的に60歳を過ぎているにも関わらず、今も現役でたくましく、元気でパワーを感じたこと。
むしろ、まだまだこれからというような、生き生きとした表情も見せていたこと。
人にもよるのかもしれないけれど、出会った人達はそういう人達だった。

ブラジルという国がそうさせているのか、日本の裏側の当時にしたら未知の世界で生き抜いてきた人達の人生がそうさせているのか分からないけれど・・・。

そして、日本移民の先駆者達によって、日本人がブラジルでの信頼を培ってきたことを教えてくれた。
だからこそ自分達には今があると、また彼らにすごく感謝していると、話していた。
そういう環境って日本ではなかなか感じることがないだろうし、日本とはまた全然違う、異国の地で生きてきた日本人達の歴史がここにはありました。

特にこれといった観光はなかったけれど、ある意味、ブラジルの最後に東洋人街に来れたのは良かったかもしれない。

アルゼンチンのウシュアイアで綾子さんの話を聞いたり、ブラジルの移民の人達の話を聞いて、自分達がいかに裕福で、恵まれた時代に生まれてきたことを感じることができたもの。

世界を旅行して日本という国に生まれて良かったと思えたこと。
さらに戦後の現代に生まれて良かったと思えたこと。

当たり前にも思えるんだけれど、改めて感じれたことは私にとって大きなことだった。
日本での日常に戻っても、また思い起こせれば良いなと思う。


リベルダージのマクドナルドは日本風のデザイン。



なんだか無理やり和風にしてる気も?着物着て正座してマックを食べてる絵がある・・・。


こんな感じで内装も日本風・・・と思ったら中国人がいるよ!

赤りんご世界一周新婚旅行、3年目赤りんご
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hirominami * 55ヶ国目〜ブラジル * 23:43 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

こんな景色があったとは


白い砂丘がずっと続くレンソイスは幻想的でした。


サン・ルイスからバスで4時間、バヘリーニャスへ向かいました。

今回のブラジル1番の目的、「レンソイス・マラニャンセス国立公園」。

行ったことのある旅行者からは誰もが「良かった!」と言う話を聞いて、ずっと楽しみにしていました。

ツアーの当日は晴れ。
午前と午後のツアーのうち、私達は午後のツアーを選んで14:00出発で国立公園へ向かいました。むしろ暑いくらいで、かなり日焼けをする覚悟。

4WD車で走り出してすぐに、一度川を渡らなければならず、渡し船に4WD車を乗せて対岸に渡ります。

この渡し舟に4WD車ごと載せて渡ります。

他のツアーの車も何台も連なって走っていたので、国立公園の中は観光客も多いんだろうなと思っていましたが、途中で他の車とも分かれて走っているのは2台だけになりました。

その後もずっとジャングルのようなところや林の中を走っていくのですが、その道のりと言ったら深い砂道でかなりの悪路。
すごいガタガタで、スピードも出すもんだから車がクネクネしたり、ジャンプしたり、前のシートの手すりを放せませんでした。
また狭い草木の間を走っているので、端っこに座ってる人は腕に草が当たって大変。

砂道を4WD車で走り抜けます。


道なき道も走ったり、かなり荒い運転で激しい。

でもそんな林の中にも途中途中、民家がいくつもあるのでビックリです。
もちろん電気も通っていませんでした。
車が通ると、その村の子供が追いかけて走って来ました。

国立公園へ向かう間はそんな感じで楽しく、ちょっとインディージョンズの気分にもなったりしたけれど、それが1時間近くも続くと結構疲れてしまいました。

目の前に砂丘の山が広がり、ようやく到着した時には、やっぱり私達の車含めて2台のみ。

私達は車を降りて、ガイドと一緒に裸足で砂丘の上を登ります。
あらかじめロープが設置されていて、それをつたいながら登っていたけれど、急な砂山を登るのって結構大変。
「この砂丘の上にはどんな景色が広がっているんだろう」とワクワクしながらも、既に車の移動でヘトヘト。

砂丘の上を目指している様子。

でも頑張って、ついに登りきった目の前の景色。

「これは、スゴイ!!!!!」の一言でした。

久しぶりの、雨季のウユニ湖の水鏡の景色以来の心躍る感動!
こんな幻想的な景色に出会えるなんて!!!

私の「やっぱり旅行してて良かったー」って思う瞬間です。
白い砂丘がずーーーっと続いてるだけでも幻想的なのに、そこに雨季で溜まった水が池のようになっていて、それが果てしなく地平線までいくつもあるから(東京23区が2個分以上の広さらしい!)、本当に驚きでした。

真っ白な砂丘と水溜りの青のコントラストがきれい。
(うー、全然写真じゃ伝わらないのが残念!)

サイズも池のようなサイズから、湖のようなサイズまで様々あって、湖サイズになると深いから飛び込みができちゃう。
けんぽこ、砂丘から水が溜まってるくぼみに向かってダッシュしてダイブしてました。

人も少ないので、また贅沢な感じです。

さらに驚くのが池の中には藻やたくさん泳いでいる魚もいること。
乾季には完全に干上がって、ただの砂丘になるのに、雨季になって水が溜まると魚が生き返るそうなんです。
自然の神秘は限りないです。

たくさん魚が泳いで体を突っついていた。

ちょっと残念だったのが、現地では曇ってきてしまって、夕方に夕焼けを見れませんでした。
それに水から上がると少し寒くて・・・。帰ってきたら私は風邪をひいてしまいました。
まだ日にちはあったので、もう一度ツアーに行って、晴れたレンソイスを見たかったけれど断念しました。

雲が多くて天気が良くなかったので、きれいな写真は撮れなかったけれど、行って良かった。
ここは絶対に期待を裏切らない素敵な場所。本当にオススメです。

やっぱり自然を満喫する旅は良いね。

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風が強く寒かったので、しばらくは水に入らずプラプラと散歩。


ちょっと腰まで入ってみました。写真を見るとビーチにいるみたい。


聖書に出てくるモーセが紅海を割ったシーンみたい。


けんぽこは、たくさんダイブしたり、たくさん泳ぎました。
hirominami * 55ヶ国目〜ブラジル * 11:56 * comments(8) * trackbacks(0) * - -

この世界遺産はちょっと・・・


一応、世界遺産の町サン・ルイスに来たけれど・・・。

久しぶりに、「えっ・・・、これが世界遺産」っていうところに行ってきました。

ガイドブックを見て「あ、これ世界遺産だ」と、とりあえず行ってしまったサン・ルイスの町。

ベレンから目的のレンソイスがあるバヘリーニャスに向かう拠点の町だったし、せっかくだからと行ってみたけれど、うーん、久しぶりにやってしまった感じ。

世界遺産の美しい町並みということで、わざわざ1泊までしたけど・・・。

観光所で貰った町マップを片手に見る順序まで決めて、「頑張って歩くぞー」と気負ってたけど

町自体が意外に小さくて、ものの30分くらいで歩き終わっちゃった。

タイル博物館とランチ含めて、町歩き1時間くらい・・・終了。

そして美しいと言われる(書かれている)町並みは別に良くなかった。

下水がマンホールから溢れ出て、臭かった。

鳥と子猫の死骸が道にあった。

ポルトガルの建築、タイル壁はボロボロだった(復興した後らしいけど)

町のタイル壁はこんな感じでボロボロ。


よく見るとボロボロ。

タイル張りという信号機、実はタイル模様シールだった。

町の信号機(と言っても一角だけ)

川は干上がっていたらしい(私は川を見に行く気も起きず木の下にいた)

黒人博物館が入場無料とあるから行ったら2R$だった(中に入るのやめた)

写真だと伝わらないけれど、町全体がとても閑散としていた。

なんだか、逆に疑問が残った。


「なぜ、ガイドブックの巻頭ページに載せちゃう?(しかも1ページ使っちゃう?)」


まあ、今までいろんな世界遺産を見てきたけれど、本当にピンキリ。
たとえば遺跡だったら、遺跡は見事でも観光客多すぎでイマイチだったり、遺跡はショボくてもマイナーすぎて人が居ない時は逆にそれが風情になって良かったり、人によって、季節によって、その時のタイミングによって、世界遺産に対する感じ方って違うと思うけれど、これはどう転んでも「ハズレ」でしょう。

ションボリして、宿に戻った私達なのでした。

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宿の部屋から見た景色。


空が青いのでカラフルな壁は映える。


お土産やさんにもハンモックが売ってた。


ブラジルでのローカル食堂はこんなパターン。
ご飯になぜかスパゲティがいつも添えられてる。煮豆も必ず付いてる。


最後にちょっと気に入った写真。上からのワンちゃん。
hirominami * 55ヶ国目〜ブラジル * 12:50 * comments(4) * trackbacks(0) * - -

ブラジルに呼ばれてないかも?


アマゾンの河口にあるベレンの町。結構、大都市です。


アマゾン河を渡って、ベレンに到着した私達。

いや、本当に暑くて暑くて、観光する気になりません。

ただでさえ、町観光ってあんまり興味が無いのにますますテンションが下がる一方です。

最近は、ガイドブック見ても観光の見所よりも、レストラン紹介のほうに目が行ってしまう。だからと言って、ガイドブックに載ってるレストランなんて高いし滅多に行くことないけど・・・。

それにしてもブラジル物価高いよ。
安くて食べれるお店で探すと、大体いつも「肉+ご飯+サラダ」のプレートになってて、美味しいけど最近いつもそのパターンでちょっと飽きてきた。

でもヴェロベーゾ市場にある食べ物屋台で食べた「サルガード」は美味しかったな。
日本人の移民の方が販売していて、楽しいお話も聞けました。


コロッケのようなものに具が詰まって揚げてある。1個R$1(約52円)。
ビーフ、チキン、蟹と3種類の味があって美味しい!

私は、観光よりも食べる楽しみのほうが強い。
とりあえず食べないと、観光する気がしない。
で、お腹いっぱいになると宿で休みたい・・・あれ、観光は。

いや、見たいものはあるんです。
自然の良い景色とか、誰もが絶賛する遺跡とか、美術館とか。
興味なければ、たとえその町の見所だろうとも見なくても良いんです。
むしろ、その土地のご飯とか面白いものを食べたい。

けんぽこは私と違って、その町にある見所は何でも「一応」見ておきたいらしい。

ベレンではお昼を食べに行った後のついでに、たまたま火曜日は入場無料だったので「カステロ要塞」と「宗教美術館」に行ってきました。

せっかくだから観光と思ったけれど、そこに行くまでで暑さにやられてバテバテだったので「宗教美術館」に入って、椅子に座って涼んでました。「美術館なら好きだし、まぁ、いっか」って思っていたけれど、2階の絵画がある部屋が閉められていて見れませんでした。せっかく来たのに・・・まあ、涼んで元気になったから良いけど。

なんだかブラジルに入ってから、テンション下がり気味のこの頃です。
テンション下がることがある度に「もしかしてブラジルに呼ばれてない?」なんて言ってみたり。もちろん楽しいこともたくさんあるけれど。

かたや、けんぽこに起きた出来事。

あまりにも暑くて、けんぽこが部屋で水シャワーを浴びている時、突然、水が出なくなりました。
チョロチョロどころか、完全にストップ。
でも石鹸を体に付けている状態なのでどうしようもなく、スタッフに言ったところ「15分待って」との事だったけれど、バケツに1杯水をもらい、なんとかしました。

で、また翌日、私がシャワーを浴びた後、けんぽこがシャワーを浴びたら、また水が出なくなりました。またタイミングが悪いことに、シャンプーしたばかりで泡いっぱいの状態。

「ブラジルに呼ばれてないのは、俺かーーーーーーーーっ!!!!」

と、けんぽこ絶叫。

またスタッフに言って、バケツじゃ間に合わないと思ったので、別の場所のシャワーを使わせてもらうようお願いしました。とりあえずOKだったので、けんぽこ、腰巻ひとつで泡あわの状態で受付の奥に走っていきました。

ちょっと面白くて、テンション上がった。

ブラジルは、なんだかドタバタの毎日です。


バテそうになると水分補給はこれ。1個R$1.5(約80円)


ジャンブというアマゾンのフルーツ。
ちょっと酸っぱかった。4個でR$1(約52円)


日本食のポル・キロ(1キロいくら)の量り売りビュッフェ。
これだけでR$8.41(約400円)と高い!はぁ・・・。

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アマゾン河をどんぶらこ。


ブラジルのアマゾン河を渡ってきました。


昔、所さんの「ダーツの旅」ってTV番組で、アマゾン河を渡っているのを観た記憶がある。

なんとなく「アマゾン」って言うと、すっごい僻地のジャングルってイメージで、自分には全く縁が無いと思ってた。

でも実際に来てみると、私達がアマゾン河を船で渡った場所は大きな都市があり、アマゾンの途中にも町があり、人が普通に住んでいて、アマゾンの河はブラジルの北部を横断する重要な交通経路になっていて、たくさんのブラジル人が普通に利用していました。


マナウスの港では小さい漁船がいっぱい。直接魚を売ってる。


「さあ、いよいよアマゾンだ!」とワクワクはしていたけれど、実際は暑さにやられていて、そんなにテンションは高くありませんでした。

私達はハンモックでの移動ではなく、ベッド付きの個室(キャビン)を選び、楽チンな船旅。
むしろ、「なんだか、ここエアコンの効きが悪いね」なんて言ってしまうほど贅沢に。
でもハンモックのほうが風にあたって涼しそうだったり、面白そうでもあったのですが、荷物の管理やあれこれを考えて、結局楽なキャビンの利用にしてしまいました。


マナウスやベレンの町ではこんな風にハンモック売っていた。


こんな風に吊るして皆は寝ています。

私達が通ったルートは、マナウス⇒ベレン間の4泊5日。
初めは、「おー、アマゾンだぁー」と感激していましたが、しばらくすると考えることは「暑い」「することないね」「今日の夕食なんだろ」でした。

次の日も「暑い」「することないね」「今日も同じご飯かなぁ」でした。

私は座っていると、船の揺れを微妙に感じて気分が悪くなってしまったので、ずっと寝っ転がってゴロゴロ過ごしていました。

友人から借りた「指差し会話帳のブラジル版」を音読したり、ガイドブックを読んだり、人生でこんなにしたことが無いって言うくらい、ひたすらソリティアのゲームを黙々と。
たまに部屋から出て、外の空気を吸ったりしていましたが、ゆっくり座れるところも無かったので部屋にまた戻ったりを繰り返していました。


アマゾン河沿いには高床式の住居もよく見かけました。


おばちゃん、ボートこいでる。お隣さんちへ行くのかな。

ところで、この船旅での重要な問題点が一つ。

毎回のご飯争奪戦!!!!

初日の夕食は、販売開始時間から数時間経っても全然余裕で購入できたのに、2日の昼に事件は起こりました。

けんぽこがご飯用のチップを買いに行くと「売り切れ」との事。

「あぁーーー、唯一の楽しみのご飯がーーーーーーー!」

と私達は嘆きました。

私達は個室にいるので皆が既に食べていることも気づかず、食事の時間を気にせず、適当な昼の時間に買いに言ったら、もう時既に遅し。

「じゃあ、夕飯まで我慢しよう。そして早めに買いに行こう」と、販売開始時間を確認してその15分前に行くようにしました。

そして、その夜。

15分前に行ったのに売り切れ!!!!
まさかの事態が起こってしまいました。今日は2食抜き!?そんなぁ・・・。

私達が愕然としている傍らで、ブラジル人達はガツガツ美味しそうにご飯を食べています。

けんぽこが食堂のおばちゃんに「ひもじい」のアピールをボディランゲージ&イチャイチャしてくれたようで、追加で作ってくれることになりました。ありがたい。

っていうか、人数分用意して欲しいんだけど!


昼も夜も、毎日同じメニュー。微妙にサラダの種類が違ったりする。

オーストラリア人の旅行者に「夕飯は食べれたの?」と聞かれ話をしていると、どうやら彼はその日の朝食を逃していたらしく、ちょっと割高のサンドイッチを別にオーダーしていたらしい。

「なんか、ブラジル人達の買いに行く時間が早くなってきておかしいね」と言っていました。

「私達も早めに買いに行って戦わないと!」なんて話してましたが、いや、ホントに切実な問題です。
きっと前回に誰かが食べれなくて、「早いもん勝ち」という噂が広まったのでしょう。

次の日から、私達は早めに部屋の外を時々除いて、皆がご飯食べてないか様子を伺っていました。

廊下で子供がワーワー騒ぎ出してバタバタ走っている音が聞こえると、大体ご飯の時間。
争奪戦が起こっているのか、子供が走り出す。

その音が聞こえて「でも、まだ時間早過ぎるから違うかねー」なんて、のんきに言ってたら、やっぱりご飯食べてる!だんだん日毎に、ご飯の時間が早くなってるよ!!!!

私達もまだお腹が空いていないけど仕方が無いから買いに行きました・・・。

こんな感じで過ごしたクルーズ船での日々。

って、ご飯の話だけだけど。

きっといろんなサービスについては、良くも悪くも船の会社によるんでしょう。
私達の船には何もなかったけれど、船によっては、食堂があったり、エアコン付きのハンモック部屋があったり、キャビン利用者用の別室があったりとか全然違うようなのです。
マナウスを金曜日に出発の私達の船(11 de Maio号)は、極めてスタンダード、というか他の船よりランクが低いというか、食事の数が足りない時点で良くないか。

でも最後に良かったこと。

夕焼けのアマゾン河はなんか雰囲気あって良かった。
そして、晴れた日の夜は満点の星空!!!
周りに明かりが無いアマゾンだからこそ、これだけの星空が見えるんだね。

船長さんと一緒にパチリ。

ついに最終の町ベレンに到着、やっぱり暑いーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
寒かった真冬のウシュアイアが懐かしい。

人間って言うのは、無いものねだりの欲深い生き物です。

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沖縄にやってきた!?


沖縄そばを食べに来た!

深夜便の飛行機でカンポ・グランジを出る日の夕食。

カンポ・グランジの名物と言えば!

ということで、最後に沖縄ソバを食べに行きました。

カンポ・グランジには沖縄出身の日系人が多いため、沖縄の食文化が根付いているのです。
特にこの沖縄ソバは、現在は州の名物にもなっているほど、ブラジル人にも大人気で、毎週水曜日と金曜日の夜には市場でお店がたくさん開いています。

ちょっと夜に歩くのは危険かと心配はしたのですが、注意しながら沖縄ソバを目指すことに。

市場には日本人が経営しているお店がいくつもある話を聞き、これは味も間違いなさそうと期待。
もしかしたら、宮古島や沖縄に行ったときに食べた、あの美味しいソーキソバが食べられるかも・・・?

なんて、ワクワクしながら歩くこと30分でようやく到着。これが意外に遠かった。
でも、だんだんと近づく明かりは日本のお祭りみたいで疲れが吹っ飛びました。

入り口には神社の鳥居のようなものが。

中に入ってみると屋台とは違うけれど、食堂がずっと並んでいて、あちこちに「SOBA」と書かれています。

市場はずっと続いていて、お店もずっと両側に並んでいる。


沖縄にある泡盛につけた唐辛子に似たようなものが!

お店によってはブラジル料理だったり、中華だったり、様々なのでどこが美味しい沖縄ソバがあるのか分かりません。
なんとなく人が多いところとか、特に日本人のお客さんが多かったり、働いているスタッフが日系人が多いところを探して、端から見ていきました。

でも良く見てみると、スタッフはほとんどブラジル人ばかり。
赤ちょうちんに「焼きそば」「春巻」とか日本のお祭りみたいな飾りつけしてたり、日本語で書いてある看板だったりすると、なんとなく目を引くのですが、やっぱりスタッフは皆ブラジル人。

ニポニカって書いてある。


スタッフがハッピ着てるけど、皆ブラジル人だ。


看板には「東京」、赤ちょうちんには「八宝菜」だって。

端まで歩いて、けんぽこが「ここにしよう!」と決めたところは「ICHIBAN」。
ソバは「大」を頼んで、二人でシェアすることに。

けんぽこに「なんでこの店にしたの?」と聞いたら、「名前に惹かれた。それに人が多く入ってそうだったから」との事。

でもお客がたくさん入ってるの隣の店なんですけど・・・。
見間違えたらしい。やってくれました。

で肝心のお味は・・・うーん、まあ、こんなものかね。
日本食が恋しい長期旅行者には美味しく感じるかも。
まあ、面白かったので良かった。

こう見ると日本でソバ食べてるようにも見える。


「ICHIBAN」のスタッフが着てたTシャツ。
まぁ・・・すごく美味しい訳じゃないけど許す。


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うまくいきませんブラジル。


ボニートでの夜、けんぽこジャガーに襲われる!?

前回のブログでは、「いよいよブラジル!」とテンション上がってたんですけど、国境で足止めをくらいました。

2009年8月6日
まず、パラグアイからブラジルへの国境の町Pedro Juan Caballeroに向かうバスが故障。別のとこから来たバスに便乗することになり、座席も早いもの順で、状況が分からなかった私達は送れてバスに乗り込み、席に座れず通路に座っての移動。
深夜移動だったので、睡眠できずに辛かった・・・。

さらに問題が、荷物をそのまま前のバスに残していたこと。
私達だけ先に到着しても、荷物が無いので動けません。
早朝に到着してからバス会社が開くのを待って、荷物は夕方5時になると言われ、夜になると言われ、オフィスも閉められ・・・結局当日中に受け取れませんでした。

なーんにも無い国境の町で荷物も届くか分からないまま、無駄に一泊・・・。

テンション下がりました。

2009年8月9日
どうにかこうにか切り抜けて、「ボニートに到着!透き通る川で美しい魚をたくさん見るぞ〜」と思ったら、現地は曇り空でかなり寒い。
私達、ダウンやフリースに上着を着てますけど。
冬に来たのが間違ってたのか、町も閑散としています。
明日はこれで川を泳ぐのか・・・?

あまりにも寒すぎて、テンション下がりました。


意外に楽しんでる?でもダウン着て寒い・・・。


ウガーーーーーー!

ボニートは観光地だけあって外食もどこも高い。
ランチも比較的安いファーストフードでハンバーガを食べたけど。
普通のチーズバーガーで1個、5レアル(約270円)・・・。
ホントに肉とチーズだけの小さいハンバーガーなのに。

物価高くて、テンション下がりました。


ピラプタンガという川魚の刺身を食べてみた。でも高かった(約1700円)・・・。

2009年8月10日
ツアーの当日、なんとか天気は晴れ。
宿の朝食が豪華でテンション上がりました。
朝食時にハチドリがやってくると聞いていたのですが、宿のおじちゃんが「寒いから来ない」だって。
ハチドリ見るのをとても楽しみにしていたので、テンション下がりました。


朝食はいろいろあって美味しかった。

ツアーに集合すると、他の客ですらフリース来てるよ。
前日の寒さよりはマシだけれど、ウェットスーツ着るとは言え、大丈夫かな。不安。

結果、川に入っている間はなんとか大丈夫でした。
川から体を出してしまうと寒かったけど、大きな魚がいっぱいで、ものすごくキレイだったので良かった。

とても楽しかったので、テンション上がりました。

しかし、防水カメラを持っていなかったので、ツアーの前後しか写真が撮れず。
せめて外からでも泳いでるところとか取れたら良かったのに。
美しい川の中の写真が撮れず、テンション下がりました。


ツアーがこれから始まるときに撮った写真が最後。


泳ぐのが終わってからプラタ川撮ってる・・・なんだか切ない。
しかも、やっぱりダウン着てるけんぽこ。

せめてポストカードを買おうとしたら、川の中の様子が写っているものはなかなか売っていない。
なぜ?それがボニート観光のメインじゃないの?
ボニートでは見れない動物のポストカードばかりです。
「強いてこれかねぇ・・・」と魚の写真で見つけたものは、普通に写真をプリントしたものでポストカードじゃなかった。

仕方なく買って、テンション下がりました。

川のあとは、コンゴウインコの生息地へ行きました。
色鮮やかな色んな鳥、たくさんのコンゴウインコを見れて、テンション上がりました。


コンゴウインコは飛んでるときがキレイ。


あれ、電話ボックスの鳥だ!


寄り添っててカワイイ。でも意外と実際はデカイ。

2009年8月11日
「川で泳いだし、ボニート観光は終了。次行こう!」とツアーに行った翌日にカンポグランジへ出発することにしました。
早朝4:30発の宿にピックアップしてくれるという安いバスを宿のおばちゃんに頼んだのに、電話までして座席確認&予約していたのに、支払いはバスで直接払えば良いって言ってたと思ったのに(ポルトガル語いまいち不明)、出発当日4:30前から待つも、5時過ぎまで経っても来なかった。
門番のおじちゃんは「チケット買ってないなら、来ない」だって。話が違うよ。
急遽、バスターミナルまで急いで歩き、5:30発の別のバスに乗り込みました。セーフ。

急いで疲れて、テンション下がりました。

カンポグランジでマナウス行きの飛行機を買おうと代理店へ。
実は前々からネットで買おうとしていたのだけど、ブラジル人の納税者番号が必要で買えませんでした。
外国人用ページでも納税者番号がないと買えません。意味ないし。
フライトの値段をネットでチェックしてて、一番安いフライト見つけて値段知ってるのに、どこの代理店行ってもプラス10%手数料(約5000円!)が掛かってしまいます。
代理店、当てにしてたのに・・・

手数料高過ぎて、テンション下がりました。

10%手数料が掛からないように、空港に直接行こうと考えました。
航空会社で直接買えば、ネットの値段で買えるんじゃないかと。

ローカルバスで空港への行き方を聞きに観光案内所に行きました。
そこにいたスタッフの日本語を話す日系2世か3世の男の子が、かなり好印象でした。
ポルトガル語は難しいという話の流れから、ボニートからのバスに乗れなかったこと、外人は航空券がネットで買えないことなど、私達の愚痴に近い話を熱心に聞いてくれ、航空会社に問い合わせをしてくれたり、オススメの沖縄そばやさんの情報を教えてくれました。何かあったら通訳してくれると電話番号も教えてくれました。

私達 「いろいろとありがとうございます!」

スタッフの男の子 「いえいえ、とんでもないです」

って、最後まで腰が低く、日本人のような丁寧さがありました。
私達も観光案内所を出て、「いやぁ〜気持ちの良い青年だったね〜」とオッサンのようでした。

あまりの感じの良さにテンションが上がりました。
なんか今までの気持ちがスッキリしました。

空港内にある航空会社のカウンターまで行きました。
なんと航空会社でも10%手数料を上乗せした金額を提示してきました。
ネットで買えば安いんだそうです。
そんなこと分かってます。でも私達には納税者番号がないから買えないんです。
代理店で10%手数料を上乗せされるから空港まで来たんです。
と説明したら、窓口の人が良い人で何とかしてくれそう。

ちょっとだけ期待でテンション上がりました。

でもクレジットカードがブラジルで発行したものしか使えないとのことでした。
せっかく空港まで来たけれど、テンション下がりました。

仕方が無いと諦めて、感じが良かったおばちゃんがいた旅行代理店にまた出向いて、10%手数料も含めた値段で買おうとしたら、なんと!!!
さっきまで出ていなかったスペシャルオファーが新規で出てきました。
手数料を含めてもかなり格安でマナウス行きのフライトを買うことが出来ました!!!

結果、テンション上がりました。

2009年8月12日
カンポグランジで昼食に「香港」と言う名の中華料理屋に行きました。
店に入る前、「高そうだから、値段を見て決めよう」とけんぽこに言われてて、実際にメニューを見たら、やっぱり高い。
「やめようか・・・」と一瞬言いかけてたところに、店のオーナーが日本人で話しかけて来たので、世間話をしたら引っ込み付かなくなりそこで食べることにしました。
私は心の中で「ふふふふ。やったぁ」と思いました。

メニューは中サイズでも結構量もあって十分食べれて何より美味しかったので、私はここ最近で一番テンション上がった。やっぱり、中華最高!


美味しかった白身魚のチリソースと焼きそば。

うーん、なかなか苦戦しているブラジルの旅。
結果としては、うまくいってるけれど全くスムーズじゃない。
久しぶりの旅だから、そう感じるのか?

でもブラジルに入って感じたのは、皆とても人が良いこと。
言葉が通じないことも多いけれど、言葉が通じないからって面倒臭そうにもしないし、むしろ、いろんな人が親切に気さくに教えてくれるので切り抜けている。
客引きも商売っ気がないのか、旅行者に対する変なしつこさが無い。
しつこさがマイナスになることを知っているのか?
他の安宿さえも普通に教えてくれる。

物価が高くて、常にお金のことを考えてしまうのが難点だけど、感じの良い人に今のところ出会えているのが救いかのかもしれない。

今のところ、ブラジルの旅はこんな感じ。
どうなることやら・・・。

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