西チベット旅行記<聖地ティルタプリ>
2007.08.29 Wednesday
8月13日 パル経由でアリに戻るバスに乗り、ツァンダ出発。
外国人許可証は30日までなので急げ急げ!!
後、2週間ほどでラサまで行けるのかしら??と思いながら、アリまで戻るのは面倒なのでパルで途中下車し、そこからムンツェル(門士)までヒッチを試みる事に。
旅始まって以来、初のヒッチだぁ!!!
私達はやる気満々で、しっかり親指立ててみる。・・・が、不成功に終わる。
もう暗いし、寒いし、明日にするかとあっさり終了って事で、パルのチベタン宿に泊まりました。
チベタン宿の部屋は中央にカマドがあり、ベットがコの字型に5つ並べられているだけ。ドアには鍵も付いて無い。うーん、無用心だぞ。
でも、この感じどこかで味わった気がする・・・。
どこかから来る家畜の匂い・・・と思ったら、カマドのマキがヤクのフン。
どこかから来る羊?バター?の匂い・・・と思ったら、チベタンがよく利用するベットの匂い(シーツを洗わないので臭い)
お湯をポットでもらい、お風呂には入れず、電気もなくロウソクでの生活。
そうだ!モンゴルのゲルだ!!
ただ違うのはモンゴリアンティーが、バター茶に変わっただけ。
おぉっと、まさかここで再びゲル体験するとは。
大自然の中ならまだしも、ここは幹線道路沿い。
まぁ、いっか。やっぱり暗いとやる事も無いので就寝。
翌日、ヒッチ開始。
宿のチベタンの子供が私達に慣れてきて、車が来ないうちは一緒に遊んでた。車が見えると即座に私達は道に出て、ヒッチ開始。
ふと見ると、子供も真似して、けんぽこの横でピッと親指立ててる。
けんぽこは、「こらー、チベタンに間違えられて車が停まらないじゃないかぁ」と言い、私は子供を引き離す。そんなこんなで、なんとかお昼には1台のトラックヒッチ成功(2人で60元)!!
ムンツォに到着するがゲートのだいぶ手前で降ろされる。
「えー!?町見えるけど、あれ本当にムンツォ??ゲートまで行ってよぉ!!」
と言っても、結局駄目で仕方なく歩く事に。
ゲートでは軍のチェックがあったので、トラック運ちゃんはヒッチ乗せて、お小遣い稼ぎしてるのがバレたくなかったんだろうね。
宿に荷物を置き、お風呂セットを持って、本日のメイン「チベット仏教三大聖地の1つ、温泉ティルタプリ」まで早速向かいました。
・・・でも、ここから片道約8kmかぁ。2時間くらいでしょ?結構しんどいよねぇ。
また帰りも同じ道を歩いて帰って来ないといけないし、聖地とは言え面倒くさい。誰か親切な人が「乗っていかない?」なーんて声掛けてくれないかなぁと甘い期待をしつつも、やっぱり甘い。そんな親切な出会いはなく、旅行者は歩かないと駄目って事なのかしら?
仕方が無くトボトボ歩いていたら、遠くのほうから見た事がある人のシルエットが・・・。アリで出会ったナカヤマさん!!
こんな何にも無い草原の一本道で再会するとは、ちょっと嬉しく元気になりました。
でもナカヤマさんは8km先のティルタプリ温泉に泊めてもらえる事になったらしく、食堂も何も無いのでムンツェルまで食事をしに行くと言う。
食事する為だけに往復16km!!?また翌日、帰りもムンツェルまで8km歩くのに・・・私には無理!!!歩くより空腹を我慢するぞ。
結局、自力で歩きヘトヘトになりながらも到着。おぉ、辺りは一面が湯の花だー。たくさんのチベタンが「オゥッ!!オゥッ!!」と言いながら熱湯の中に指を突っ込んで湯の花を取ってる。さすが信心深い。体張ってるね。でもスプーンとか持ってきてすくえば簡単だよ?しかも食べてる。薬になるらしいが本当?早速、けんぽこも味見開始!!・・・・ただの硫黄味らしい。うーん、私は遠慮しとく。
私達はその後、近くの温泉施設に行き、久しぶりの湯船!!!
いやいや、やっぱり湯船って最高ですね。日本人ならではの醍醐味です。
ちょっとぬるかったけれど、大浴場を貸切で借りれたし、気持ち良かった。
この後も湯船どころか、シャワーすらいつ入れるか分からないので、丹念にゴシゴシ洗いました。あまりの喜びに洗いすぎてしまい、貧血気味に。
標高が高いところで、2時間くらい歩いて、1時間くらいお風呂入ったら、さすがにフラフラです。
暗くなる前に帰ろう!って事で、ろくに髪も乾かさず、急いで帰る。
ヤバい、雨が降り出した。と思ったら、豪雨。
豪雨と思ったら、雷がドドーン!!
そして、ヒョウまでも。バラバラバラッーーーー!!!
こりゃヤバい!!!と、けんぽこの傘に入りながら2人でタルチョの下でうずくまる。
チベット仏教の神様、なんとか身をお守りください。
なんて祈ってみる。しばらくすると雨が止み、太陽の光が!
さらには虹が!!しかも二重になってるよ!!!
うわぁーキレイ。
私達は写真を取りまくり。太陽の光が体にあたって暖かい。太陽の恵みは、本当素晴らしいですね。ふと見ると、遠くの山々が雪で真っ白に!!!
行きに見た時は普通の緑の山々だったのに、ほんの数分にして変わってしまっていた。自然って、すごいです。
ちょっとそんな情景を目の当たりにした私達は、帰りの旅路もご機嫌に。
けんぽこは「じーんせい楽ありゃ、苦もあるさー」と歌いだす。
本当にそうかもしれません。
でもまた陽が落ちて、また寒くブルブルが再開。
うーーーーー寒い。さっきよりも気温が下がり、かなり寒い。
かなり無言で、ひたすら歩いたのでした。
(結局、帰りも乗せてくれるような人には出会わず)
チベタン宿でけんぽこ裁縫してる。
温泉へは何も無い道をトボトボ2時間近く歩きました。
熱湯に指を突っ込んで湯の花を取ってるチベタンと、それを見てる私。
外国人許可証は30日までなので急げ急げ!!
後、2週間ほどでラサまで行けるのかしら??と思いながら、アリまで戻るのは面倒なのでパルで途中下車し、そこからムンツェル(門士)までヒッチを試みる事に。
旅始まって以来、初のヒッチだぁ!!!
私達はやる気満々で、しっかり親指立ててみる。・・・が、不成功に終わる。
もう暗いし、寒いし、明日にするかとあっさり終了って事で、パルのチベタン宿に泊まりました。
チベタン宿の部屋は中央にカマドがあり、ベットがコの字型に5つ並べられているだけ。ドアには鍵も付いて無い。うーん、無用心だぞ。
でも、この感じどこかで味わった気がする・・・。
どこかから来る家畜の匂い・・・と思ったら、カマドのマキがヤクのフン。
どこかから来る羊?バター?の匂い・・・と思ったら、チベタンがよく利用するベットの匂い(シーツを洗わないので臭い)
お湯をポットでもらい、お風呂には入れず、電気もなくロウソクでの生活。
そうだ!モンゴルのゲルだ!!
ただ違うのはモンゴリアンティーが、バター茶に変わっただけ。
おぉっと、まさかここで再びゲル体験するとは。
大自然の中ならまだしも、ここは幹線道路沿い。
まぁ、いっか。やっぱり暗いとやる事も無いので就寝。
翌日、ヒッチ開始。
宿のチベタンの子供が私達に慣れてきて、車が来ないうちは一緒に遊んでた。車が見えると即座に私達は道に出て、ヒッチ開始。
ふと見ると、子供も真似して、けんぽこの横でピッと親指立ててる。
けんぽこは、「こらー、チベタンに間違えられて車が停まらないじゃないかぁ」と言い、私は子供を引き離す。そんなこんなで、なんとかお昼には1台のトラックヒッチ成功(2人で60元)!!
ムンツォに到着するがゲートのだいぶ手前で降ろされる。
「えー!?町見えるけど、あれ本当にムンツォ??ゲートまで行ってよぉ!!」
と言っても、結局駄目で仕方なく歩く事に。
ゲートでは軍のチェックがあったので、トラック運ちゃんはヒッチ乗せて、お小遣い稼ぎしてるのがバレたくなかったんだろうね。
宿に荷物を置き、お風呂セットを持って、本日のメイン「チベット仏教三大聖地の1つ、温泉ティルタプリ」まで早速向かいました。
・・・でも、ここから片道約8kmかぁ。2時間くらいでしょ?結構しんどいよねぇ。
また帰りも同じ道を歩いて帰って来ないといけないし、聖地とは言え面倒くさい。誰か親切な人が「乗っていかない?」なーんて声掛けてくれないかなぁと甘い期待をしつつも、やっぱり甘い。そんな親切な出会いはなく、旅行者は歩かないと駄目って事なのかしら?
仕方が無くトボトボ歩いていたら、遠くのほうから見た事がある人のシルエットが・・・。アリで出会ったナカヤマさん!!
こんな何にも無い草原の一本道で再会するとは、ちょっと嬉しく元気になりました。
でもナカヤマさんは8km先のティルタプリ温泉に泊めてもらえる事になったらしく、食堂も何も無いのでムンツェルまで食事をしに行くと言う。
食事する為だけに往復16km!!?また翌日、帰りもムンツェルまで8km歩くのに・・・私には無理!!!歩くより空腹を我慢するぞ。
結局、自力で歩きヘトヘトになりながらも到着。おぉ、辺りは一面が湯の花だー。たくさんのチベタンが「オゥッ!!オゥッ!!」と言いながら熱湯の中に指を突っ込んで湯の花を取ってる。さすが信心深い。体張ってるね。でもスプーンとか持ってきてすくえば簡単だよ?しかも食べてる。薬になるらしいが本当?早速、けんぽこも味見開始!!・・・・ただの硫黄味らしい。うーん、私は遠慮しとく。
私達はその後、近くの温泉施設に行き、久しぶりの湯船!!!
いやいや、やっぱり湯船って最高ですね。日本人ならではの醍醐味です。
ちょっとぬるかったけれど、大浴場を貸切で借りれたし、気持ち良かった。
この後も湯船どころか、シャワーすらいつ入れるか分からないので、丹念にゴシゴシ洗いました。あまりの喜びに洗いすぎてしまい、貧血気味に。
標高が高いところで、2時間くらい歩いて、1時間くらいお風呂入ったら、さすがにフラフラです。
暗くなる前に帰ろう!って事で、ろくに髪も乾かさず、急いで帰る。
ヤバい、雨が降り出した。と思ったら、豪雨。
豪雨と思ったら、雷がドドーン!!
そして、ヒョウまでも。バラバラバラッーーーー!!!
こりゃヤバい!!!と、けんぽこの傘に入りながら2人でタルチョの下でうずくまる。
チベット仏教の神様、なんとか身をお守りください。
なんて祈ってみる。しばらくすると雨が止み、太陽の光が!
さらには虹が!!しかも二重になってるよ!!!
うわぁーキレイ。
私達は写真を取りまくり。太陽の光が体にあたって暖かい。太陽の恵みは、本当素晴らしいですね。ふと見ると、遠くの山々が雪で真っ白に!!!
行きに見た時は普通の緑の山々だったのに、ほんの数分にして変わってしまっていた。自然って、すごいです。
ちょっとそんな情景を目の当たりにした私達は、帰りの旅路もご機嫌に。
けんぽこは「じーんせい楽ありゃ、苦もあるさー」と歌いだす。
本当にそうかもしれません。
でもまた陽が落ちて、また寒くブルブルが再開。
うーーーーー寒い。さっきよりも気温が下がり、かなり寒い。
かなり無言で、ひたすら歩いたのでした。
(結局、帰りも乗せてくれるような人には出会わず)
チベタン宿でけんぽこ裁縫してる。
温泉へは何も無い道をトボトボ2時間近く歩きました。
熱湯に指を突っ込んで湯の花を取ってるチベタンと、それを見てる私。